遠方から2台のペンを送っていただきました。黄色のは「ことば図鑑デラックス」、赤いのは「ことば図鑑スーパーデラックス」。外観で違うのはアンパンマンがウインクしてるのがスーパーデラックスです。
故障は黄色の方が日本語英語の切替スイッチが効かないというもの、赤い方は電源を入れると動作するのですが程なくフリーズするという症状です。言語の切替はミニスライドスイッチで小さいつまみが良く折れます。手持ちの新品と交換して完了。次はスーパーデラックス(赤い方)です。
ケースを開けて驚きました。これまでのことば図鑑のペンと全く違います。順に写真をご覧ください。
1.まず基板の大きさが従来の半分ほど。
2.画像処理のICが本体基板では無くセンサーの基板に移動(写真6枚目)。
3.音声発生用のICがCOBから四角いICに。
4.センサーとの接続はコネクタでは無く4本入りのフラットケーブル。
5.ヒューズからポリスイッチに。
6.イメージセンサー部分の形状。簡単に分解可能。
7.水晶発振子なし。
8.アンパンマンの顔がウインクしている。
その他のパーツでは日本語英語の切替スイッチの形状が変わっています。ミニスライドのつまみが横から上向きになっています。
最下の左側の写真で手前のLEDが不良で発光していませんでした。しかしもう1個は発光しておりそのために読み取りができたのですが、なにかの拍子にフリーズするという具合です。電源を入れ直すとまたしばらくは動作します。
故障原因は不明ですが、不良とわかっているものは取り替えるべきなので、フラットケーブルを外してヘッドだけにして、LEDを交換しました。LEDは3mmφの赤外(850nm)発光です。右が交換後の写真です。
交換後動作の確認をすると、全くフリーズすることが無くなりました。これがもし今回の手直しの影響ならば、①LEDを2個にした ②フラットケーブルの点け直しで内部にあったかもしれない接触不良が解消した。この2点となります。故障原因が他にある場合はまた症状が再発する可能性もあります。